2023.04.13 17:48
可燃性液体まき放火の可能性も 親戚男性が不明、関連捜査
5人の遺体が見つかった青森県六戸町の火災現場=13日午前1時半ごろ(近隣住民提供)
5人が死亡した青森県六戸町の住宅火災で、県警は13日、何者かが可燃性の液体などをまいた上で放火した可能性があるとみて、放火殺人を視野に捜査を進めた。火の回りが早く、2階の屋根が落ちるなど燃え方が激しいため。近くに住む住人の親戚男性が行方不明になっており、県警が事件との関連を調べている。
県警によると、見つかった性別不明の5人の遺体のうち、1人は住人ではなく、この人物が火災に関与した可能性があるとみて調べている。火元の十文字利美さん(68)は8人暮らしで、妻(67)、義理の母(88)、次女(39)、孫の女児(9)ら4人と連絡が取れていない。十文字さんと16歳と13歳の孫2人は逃げて無事で、次女の夫(38)は仕事で外出していた。