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2023.04.13 11:19

特殊詐欺使用の電話番号2万件 本人確認ないサービス悪用

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 警察庁

 2022年に全国の高齢者宅などにかかってきた特殊詐欺の電話や資産・在宅状況を聞き出す「アポ電」で、番号が判明したのは1万9843件だったことが13日、警察庁のまとめで分かった。発信元を隠すため「050」で始まるIP電話回線や転送サービスが悪用されているほか、番号が不明のケースも多く、警察庁は契約時の本人確認の義務付けといった対策を検討している。


 22年の被害額は361億4千万円で、8年ぶりに前年と比べ増加した。各地で相次いだ広域強盗事件も受け、政府は今年3月、「闇バイト」などの緊急対策プランを決定。警察庁はプランを踏まえ、通信手段や手口を分析した。


 1万9843件のうち固定電話は8418件(42・4%)、IP電話は7281件(36・7%)、携帯電話は4144件(20・9%)だった。


 固定電話のうち6655件は転送サービスを悪用したとみられる。実際の発信地と違う「03」から始まる番号を被害者の電話機に表示させて東京都内の固定電話からの着信と誤解させ、話を信用させようとする手口が典型という。

(c)KYODONEWS

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