2023.04.12 21:49
米3月物価5・0%上昇 9カ月連続伸び縮小
米消費者物価指数の推移
【ワシントン共同】米労働省が12日発表した3月の消費者物価指数(CPI)は前年同月に比べ5・0%の上昇だった。金融市場の予想を下回った。伸び率は9カ月連続で縮小。依然として高水準だが、物価上昇の勢いは鈍化が続いている。
米国の中央銀行に当たる連邦準備制度理事会(FRB)は5月に金融政策を決める会合を開く。市場では、FRBが高インフレを抑えるために続けている利上げの停止時期が焦点となっている。物価上昇だけでなく、雇用や賃金の動向も見極めて判断する。
品目別では、食品が8・5%上昇で、伸び率は2月から縮小した。電気料金は10・2%、住居費は8・2%それぞれ上昇した。