2023.04.12 19:06
撤退シェル持ち分、ノバテク取得 サハリン2新会社、ロシア承認
ロシア極東サハリンにある「サハリン2」の施設=2006年10月(ロイター=共同)
ロシア政府は12日、日本企業も出資する極東の石油・天然ガス開発事業「サハリン2」から撤退した英石油大手シェルが保有していた約27・5%の株式をロシアの天然ガス大手ノバテクが948億ルーブル(約1546億円)で取得することを承認した。タス通信が伝えた。
プーチン大統領は昨年6月、サハリン2の運営を新会社に移す大統領令に署名。「サハリンスカヤ・エネルギヤ」が同8月に設立された。
旧運営会社「サハリン・エナジー」に出資していたシェルは昨年2月のロシアのウクライナ侵攻後に撤退を表明。三井物産と三菱商事は新会社に出資する方針を決めロシア政府の承認を得た。