熱海市の警戒区域、９月に解除へ　土石流被害、２００人避難

2023.04.12 12:02

熱海市の警戒区域、９月に解除へ　土石流被害、２００人避難

高知新聞社

　静岡県熱海市で２０２１年７月に発生した大規模土石流で被災した伊豆山地区の警戒区域について、市が９月１日に指定を解除する方針であることが１２日、市への取材で分かった。ただ、住宅や店舗の改修が進んでおらず、解除直後に住民が帰還できるかどうかは不透明だ。市によると、１２日時点で２２７人が市内外の公営住宅などで避難生活を送っている。

　市は２１年８月、二次災害の恐れがあるとして、災害対策基本法に基づき地区の一部を警戒区域に指定した。斉藤栄市長は昨年８月の住民向け説明会で「国や県の工事が予定通りに進めば、２３年夏ごろに指定を解除できる」との見通しを明らかにしていた。

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