2023.04.11 18:22
米比が過去最大の合同演習 1万7千人参加、軍艦撃沈も
11日、マニラのアギナルド基地で、定期合同演習「バリカタン」の開始式典後に記者会見する米軍高官(右)とフィリピン軍高官(共同)
【マニラ共同】フィリピン軍は首都マニラのアギナルド基地で11日、米軍との定期合同演習「バリカタン」の開始式典を開いた。昨年は両軍で約8900人が参加したが、今年は約1万7600人に倍増し、過去最大。南シナ海に進出する中国との緊張が高まる中、同盟を強化する狙いとみられる。日本もオブザーバー参加する。
演習はフィリピン周辺で28日まで行われる。北部サンバレス州沖の領海内では26日に初の海上実弾演習を行い、老朽艦に高機動ロケット砲システム「ハイマース」などで陸海空から多重攻撃を加えて撃沈させる。フィリピン軍高官は、マルコス大統領が海上実弾演習の視察に前向きな反応を示したと述べた。