2023.04.11 13:15
虚偽報告書作成させた疑い 警視庁警部を書類送検
警視庁
部下に虚偽の報告書を作成させたなどとして、警視庁が証拠偽造と虚偽有印公文書作成・同行使の疑いで50代の男性警部を3月に書類送検し、警務部長訓戒処分としていたことが11日、捜査関係者への取材で分かった。不起訴処分になったという。警部は容疑を認めた上で、警部補への降格を申し出て了承された。
捜査関係者によると、書類送検容疑は東京湾岸署の刑事組織犯罪対策課長だった1月、容疑者の指印のない供述調書と、指印を押させ忘れたとする虚偽の報告書を部下に作成させ、東京地検に送った疑い。
調書のうち容疑者が印鑑の代わりに指印を押した1枚が欠けていたことから、虚偽の報告書を作成させたという。