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2023.04.10 18:30

袴田さん再審、立証方針は7月に 初3者協議で検察側、弁護団反発

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 袴田巌さんの再審公判の開始に向けた第1回3者協議に向け、弁護士らと静岡地裁に入る姉ひで子さん(前列中央)=10日午後、静岡市

 1966年に静岡県の一家4人が殺害された事件を巡り、死刑確定後に釈放された袴田巌さん(87)の再審公判に向けた裁判所と検察、弁護団による第1回3者協議が10日、静岡地裁であり、検察側は7月10日までに立証方針を示す考えを明らかにした。有罪立証をするかどうか検討を続けるとみられるが、早期の無罪判決を求めている弁護団は反発した。公判日程は決まらなかった。弁護団が、静岡市で記者会見し協議内容を説明した。


 西嶋勝彦弁護団長は「(立証方針が示されず)誠に心外だ。(有罪立証をしたとしても)中身のない空論に終わるだろう」と非難した。


 弁護団によると、裁判所は、早期判決を求める弁護団の要望に理解を示した。一方で、確定審で出された証拠のうち、再審公判に提出するものを絞り込むよう求めた。


 3者協議は7月中旬までに3回設定された。弁護団事務局長の小川秀世弁護士は「7月に証拠調べの範囲が決まれば、初公判は最短でも9月にならざるを得ない」と述べた。

(c)KYODONEWS

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