2023.04.10 18:11
植田氏就任会見で円安進行 一時133円台、大規模緩和継続
週明け10日の外国為替市場の円相場は対ドルで下落し、一時1ドル=133円台前半を付けた。日銀の植田和男新総裁が、同日夜の就任後初の記者会見で大規模金融緩和策を続ける姿勢を示したことが、円売りの材料となった。
市場には植田氏率いる日銀が4月にも金融政策を修正するとの観測が一部にあった。だが「記者会見の内容から早期の政策修正観測は後退した」(市場関係者)という。
東京市場の午後5時現在は前週末比19銭円安ドル高の1ドル=132円06~08銭。ユーロは23銭円安ユーロ高の1ユーロ=144円17~21銭。