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2023.04.10 16:18

宮沢エマ、主演舞台で「幸せ」 「ラビット・ホール」

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 舞台「ラビット・ホール」の出演者ら。(前列左から)演出家の藤田俊太郎、宮沢エマ、成河。(後列左から)山崎光、土井ケイト、シルビア・グラブ、阿部顕嵐=東京都内

 NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」に出演した俳優・宮沢エマ主演の演劇「ラビット・ホール」の舞台稽古が東京都渋谷区のパルコ劇場で行われ、報道陣に公開された。


 4歳の一人息子を交通事故で亡くした母ベッカ(宮沢)と父ハウイー(成河)。傷ついた夫婦と家族、そして加害者が再生へ向かう様子を描く会話劇。2013年に初舞台を踏んでから10年で初主演となった宮沢は「この作品に巡り合えた幸せをひしひしと感じている」とあいさつした。


 07年に米ピュリツァー賞を受賞したデビッド・リンゼイアベアーの戯曲に臨む成河は「大きな声も、ピンスポットライトもいらない、写実的な演劇へのチャレンジ」と意気込む。ベッカの妹イジー(土井ケイト)や2人の母ナット(シルビア・グラブ)らと共に、小田島創志の翻訳を基に「どういうしゃべり方がいいのか」考え、話し合いを重ねて言葉を吟味したという。


 演出の藤田俊太郎は「出演者、スタッフ全員が同等に意見して、演劇の美しさをディスカッションできた。これこそがリアリズムの演劇と思う」と自信を見せた。


 交通事故を起こした高校生ジェイソンは、阿部顕嵐と山崎光がダブルキャストで演じる。

(c)KYODONEWS

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