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2023.04.10 10:00

「真っすぐで気持ちのいい女の子」 大久保瑠美がクリーオウを語る

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 作中に登場する魔術を放つポーズを取る大久保瑠美。「でも、クリーオウは魔術、使えないんですけどね」

 声優の大久保瑠美がヒロインの声を担当するテレビアニメ「魔術士オーフェンはぐれ旅 聖域編」(TOKYO MXなど)が4月12日から放送。「新キャラクターも加わり、物語がクライマックスに向けて動いていきます」と見どころを語る。


 約30年にわたって人気を集めるライトノベルが原作。2020年に始まったアニメシリーズの第4期となる。大久保が演じているのは、主人公オーフェン(森久保祥太郎)と行動を共にする少女クリーオウ。「とにかく真っすぐで、演じていて気持ちのいい女の子です」と声を弾ませる。


 同作は25年前にもアニメ化されており、大久保は当時からのクリーオウファンだ。「声優という職業を認識したのも、アニメ雑誌を買い始めたのも、全部クリーオウがきっかけ」。自身をアニメ界に導いた“恩人”の役をつかんだ時は「本当にうれしかったです」と万感の思いをにじませた。


 役との共通点は「はっきりと物を言うところ」。ただし勢いで発言するのではなく「一晩寝て、冷静になってから自分の思いや考えを伝えるようにしています」。一方、後先考えずに突っ走り、時に物語を大きく動かすクリーオウの行動力をうらやましく感じることもある。「そういう女の子でないと、オーフェンの隣には立ち続けられないのかもしれません」


 長年、原作を読み込んできた知識を生かし、共演者の相談に乗ることも多い。「信頼されていると感じるので、応えたい。何を聞かれても大丈夫なように、収録前に物語の流れを紙に書き出し、頭を整理していくこともあります」と、ひそかな努力を明かした。


 物語は「聖域編」で一つの区切りを迎えるが、さらに続編を作るとしたら「オーフェンが旅に出る前、修業時代の話を映像化したい」。1~4期に死亡するキャラクターも登場し、コミカルな日常が描かれるため、原作の中でも好きなエピソードが多いという。クリーオウの出番はなくなるが「『女学生1』とかで、収録に入れていただけたら…」とちゃめっ気たっぷりに笑った。

(c)KYODONEWS

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