2023.04.09 16:07
１８歳女性死亡、殺人と断定 死亡男関与を捜査、愛知
女性が倒れているのが見つかった名鉄本笠寺駅＝９日午前０時８分、名古屋市南区
愛知県警は９日、名古屋市南区の名古屋鉄道名古屋線本笠寺駅のホーム待合室で胸に包丁が刺さった状態で倒れていた女性（１８）の死因が心臓損傷だったと明らかにした。殺人事件と断定した。ホームでは女性が発見される直前、通過中の急行電車に２９歳の男が飛び込み死亡。ホームに男女しかいなかったとみられることなどから、県警は、男が女性の殺害に関与した疑いがあるとみて経緯を調べている。
県警などによると、女性は同市中川区の会社員川村月音さん。胸に３カ所の刺し傷があり、一部は心臓や肝臓に達していた。川村さんは自分のスマホで１１０番しており、県警は音声の解析を進める。一方、男は同区の職業不詳南拓哉容疑者と判明。死因は心臓の周囲に血液がたまって圧迫される「心タンポナーデ」だった。
川村さんは数日前、ＳＮＳに「交際していた男性と別れた」「（男性に）友達と遊ぶのを制限されていた」などと投稿していた。
８日夜、待合室で胸に包丁が刺さった川村さんを駅員が発見。自身が着ていたものとは別とみられる衣類がかけられていた。
