2023.04.07 21:53
米、3月就業者は23万6千人増 失業率3・5%
【ワシントン共同】米労働省が7日発表した3月の雇用統計(速報、季節調整済み)によると、景気動向を敏感に示す非農業部門の就業者数は前月から23万6千人増えた。増加幅は市場予想の23万9千人を下回った。失業率は3・5%で前月より0・1ポイント改善した。
米連邦準備制度理事会(FRB)は堅調な雇用や賃金の動向が、物価上昇につながるとして注目している。雇用統計は物価上昇率と共に、利上げを続けるかどうかの重要な判断材料となる。
FRBが就業者数と並んで注視する民間部門の就業者平均時給は、前年同月に比べて4・2%上昇。市場予想の4・3%は下回った。
就業者数は民間部門で18万9千人増だった。接客・レジャーは7万2千人、教育・医療サービスは6万5千人それぞれ増えた。一方で、小売業は1万4600人減った。政府部門は4万7千人増となった。