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2023.04.07 09:08

植田日銀総裁、9日に就任 人事を閣議決定、10年ぶり交代

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 左から植田和男氏、氷見野良三氏、内田真一氏

 政府は7日の閣議で、第32代の日銀総裁に経済学者の植田和男氏を9日付で任命する人事を決定した。任期は5年。戦後初めて学者出身の総裁が就任する。2013年3月に就任し、在任期間が歴代最長となった黒田東彦氏は8日に退任。総裁交代は10年ぶりとなる。


 鈴木俊一財務相は閣議後記者会見で「引き続き政府との連携の下に経済、物価、金融情勢を踏まえつつ、適切な金融政策運営を期待したい」と述べた。


 岸田文雄首相は10日に植田氏と面会、9日付の辞令を交付する方向で調整している。


 植田氏は2月に行われた国会での所信聴取で、賃金と物価がそろって上昇する経済の好循環の実現には「なお時間を要する」と指摘。副作用に対処しながら大規模な金融緩和策を継続することが適切だと強調した。


 副総裁には、3月20日付で前金融庁長官の氷見野良三氏と前日銀理事の内田真一氏が就いた。4月27、28日の金融政策決定会合は新たな正副総裁3人で臨み、金利の決まり方がゆがむなどの副作用が目立つ大規模な金融緩和策を修正するかどうかが焦点となる。

(c)KYODONEWS

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