2023.04.07 00:56
CIA長官、サウジに不満伝達 対イラン正常化で「蚊帳の外」
米中央情報局(CIA)のバーンズ長官
【ワシントン共同】米紙ウォールストリート・ジャーナル電子版は6日、米中央情報局(CIA)のバーンズ長官がサウジアラビアを今週訪れ、ムハンマド皇太子と会談したと報じた。サウジがイランとの外交関係正常化に中国の仲介で合意した際、米国が蚊帳の外に置かれたと不満を伝えたという。複数の関係者の話としている。
米国とサウジは「石油輸出国機構(OPEC)プラス」の主要産油国の追加減産決定を巡っても意見が対立。人権問題でも緊張状態が続き、同盟国の足並みの乱れが目立つ。
バーンズ氏は、サウジがシリアに大使館を再開させることでシリア側と合意したことなども失望感を皇太子に伝達したという。