2023.04.04 19:13
電力データでフレイル検知 中部電力、国内初のサービス開始
中部電力は4日、電力のスマートメーターのデータを利用し、高齢者の心身の機能が低下する「フレイル(虚弱)」を検知する自治体向けのサービスの提供を開始したと発表した。電力データを利用した同様のサービスは国内初だという。
2020年1月から三重県東員町で、22年5月から長野県松本市でサービスの実証を行っていた。今後、提供対象を全国の自治体に拡大し、24年度に20自治体での導入を目指す。
サービスは「eフレイルナビ」で、高齢者の自宅に設置したスマートメーターで30分ごとの電気の使用量を計測し、AIが分析。検知結果を伝えることで、自治体の職員が高齢者の健康状態を確認できる。