2023.04.04 00:29
拠点外の帰還希望27%程度 福島、原発避難世帯調査
福島県浪江町の特定復興再生拠点区域の避難指示が解除され、パトロールに向かう警察車両=3月31日午前
東京電力福島第1原発事故による帰還困難区域で特定復興再生拠点区域(復興拠点)から外れた地域に住んでいた世帯のうち、現時点で27%程度が帰還を希望していることが3日までに、内閣府と対象世帯が多い4町がそれぞれ共同実施した調査で分かった。他に帰還困難区域を抱える3市村は対象世帯が少なく大勢がほぼ判明した。
現時点で集計がまとまった大熊、双葉、富岡、浪江の4町では対象の計2002世帯のうち計535世帯(26・7%)が「帰還希望あり」と回答。「帰還希望なし」は計317世帯(15・8%)、「保留」は計268世帯(13・4%)だった。