2023.04.03 06:45
「こども家庭庁」が本格始動 少子化、虐待、貧困に対応
1月、記者会見で「こども家庭庁」のロゴを発表する小倉こども政策相=東京都千代田区
子ども関連政策の司令塔となる「こども家庭庁」が3日、本格的に業務を開始した。深刻化する少子化対策のほか、虐待や貧困など多様な課題に横断的に取り組み、行政の縦割り打破を狙う。発足式には岸田文雄首相が出席。
こども家庭庁は首相直属の組織として1日に内閣府の外局に設置。厚生労働省と内閣府の関連部局を移管し、国会近くの「霞が関ビルディング」に入る。
職員数は民間からの登用を加え計350人(国立児童自立支援施設を含めると430人)。担当閣僚は小倉将信こども政策担当相で、事務方トップの長官は厚労省出身の渡辺由美子氏が務める。