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2023.04.01 08:41

選択機会なく県民落胆…高知県議選無投票9選挙区 「政策聞きたい」「人材いない」

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街頭で訴える候補者。この場所では足を止める有権者はほとんどいなかった(香美市香北町美良布)

街頭で訴える候補者。この場所では足を止める有権者はほとんどいなかった(香美市香北町美良布)

 県内統一選の前半戦となる県議選が31日告示された。しかし、県東部、中西部、西部の9選挙区は候補者が主張を戦わせることなく、無風のままで12人の県民代表が決まった。「やっぱり選びたい」「人材がいない」―。選択の機会がなかった有権者たちは何を思うか。 

 「そうかね。選挙やったかね。知らんかった」

 午前11時ごろ、梼原町大蔵谷の畑で草引きをしていた60代女性は、選挙カーが近づく音に気付き、手を止めて候補者に手を振った。

 「昔は何人か選挙に出て『よろしくお願いします』と来てね。この人がえいかなと選べた。梼原からは出なくなって。やっぱり選んで票を入れたい」

 選挙カーが走り去ると「今日一日で終わり。静かな選挙やねえ」。女性はまた畑で腰を曲げた。

 仁淀川流域の男性(69)は「中山間の活性化を訴える候補者がおるけど、その中山間地にまだポスターが張られてない。ばかにしちゃあせんか」と語気を強め、「候補者の『どうせ無投票』という緩みも感じる」と憤った。

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