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2023.03.23 22:15

英、劣化ウラン弾供与決定 対戦車、ロシアは対抗措置示唆

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 ウクライナ東部ドネツク州の破壊された建物=22日(ゲッティ=共同)

 【ロンドン、キーウ共同】英政府は23日までに、ロシアの侵攻を受けるウクライナに供与する主力戦車「チャレンジャー2」の弾薬に劣化ウラン弾を含めることを決定した。破壊力が強く、敵戦車の装甲を貫通する能力が高い。英BBC放送によると、劣化ウラン弾は米ロも保有する。


 劣化ウラン弾は弾芯にウラン238などを主成分とする劣化ウランを使っており、ロシアのプーチン大統領は「核成分」を備えた兵器と主張し英国を非難。ショイグ国防相も「核による軍事的衝突に、また一歩近づくことになる」と懸念を表明、対抗措置の可能性を示唆した。


 米国家安全保障会議(NSC)のカービー戦略広報調整官は22日「一般的な弾薬で、放射線汚染の危険はない。核の脅威にはほど遠い」との見解を示した。


 ウクライナ軍参謀本部は、東部ドネツク州の激戦地バフムトの戦況について、ロシア軍が周辺で攻勢を続けているが、進軍能力を失いつつあると指摘した。

(c)KYODONEWS

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