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2023.03.23 21:23

米、利上げ終了間近か 銀行破綻の影響考慮へ

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 米首都ワシントンのFRB本部=21日(共同)

 【ワシントン共同】米国の中央銀行に当たる連邦準備制度理事会(FRB)は22日、0・25%の利上げを決めた。昨年3月から続く利上げの「副作用」によって銀行破綻が相次ぎ、利上げの停止も検討したが、物価抑制を優先した。ただ今年末の金利を5・1%とする見通しを示し、利上げの終わりが近づいている可能性を示唆。パウエル議長は、今後の利上げ判断には金融不安の影響を考慮する考えを強調した。


 利上げ決定により、政策金利に当たる短期金利の指標フェデラルファンド(FF)レートの誘導目標は4・75~5・0%となる。利上げ幅は通常0・25%刻みなので、残り1回の計算だ。FRBは声明で、利上げについて従来の「継続的な」との表現を削除した。


 23日の東京外国為替市場の円相場は一時1ドル=130円台前半を付け、約1カ月半ぶりの円高ドル安水準となった。FRBが近く利上げを停止するとの観測が広がり、日米の金利差拡大が鈍化するとの見方から円買いドル売りが進んだ。

(c)KYODONEWS

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