2023.03.23 20:17
巨大地震災害ごみ2717万トン 日本海溝・千島海溝、震災上回る
環境省
環境省は23日、北海道から東北地方の太平洋沖にある日本海溝・千島海溝沿いで巨大地震が起きた場合、災害ごみが最大で2717万トン発生するとの推計を公表した。津波による泥などの堆積物は含んでいない。同じ条件で比較すると、東日本大震災で実際に発生した約2千万トンを上回る。24日に開く有識者検討会に提示し、議論する。
環境省は4月以降、被害の少ない地域で災害ごみを引き受けてもらう「広域処理」の方法などを検討する。
岩手県沖から北海道沖に続く「日本海溝モデル」で推計した発生量が最大で、北海道沖から千島列島沖にかけての「千島海溝モデル」では1042万トンだった。