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2023.03.23 03:29

米FRB、0・25%利上げ 物価抑制を優先、「銀行は健全」

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 米連邦準備制度理事会(FRB)本部=2022年5月、ワシントン

 【ワシントン共同】米国の中央銀行に当たる連邦準備制度理事会(FRB)は22日、金融政策を協議する連邦公開市場委員会(FOMC)で、主要政策金利を0・25%引き上げることを決めた。米銀行破綻などで市場に不安が広がる中、利上げを停止するとの見方もあったが、物価上昇の抑制を優先した。パウエル議長は会合後の記者会見で「銀行システムは健全で強固だ」と強調した。


 利上げは昨年3月から9会合連続。短期金利の指標フェデラルファンドレートの誘導目標は4・75~5・0%と、15年半ぶりの水準になる。市場の不安に景気を冷やす利上げ継続が追い打ちとなり、景気悪化懸念が強まる可能性がある。


 パウエル氏は、銀行破綻に関連し「状況を引き続き注意深く監視し、必要に応じてあらゆる手段を使う用意がある」とした。破綻は金融機関が融資を減らす信用収縮につながるとし「利上げと同様の作用をする」と指摘、影響を注視する考えを示した。


 FRBは声明で、利上げについて従来の「継続的な」という表現を削除し、今後の停止の可能性を示唆した。

(c)KYODONEWS

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