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2023.03.16 23:22

欧州中銀0・5%利上げ インフレ抑制重視

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 欧州中央銀行の本部=16日、ドイツ・フランクフルト(ロイター=共同)

 【ハンブルク共同】欧州中央銀行(ECB)は16日の理事会で、主要政策金利を0・5%引き上げ年3・5%にすると決めた。0・5%の利上げ幅は前回会合で事実上示していた規模で、利上げは6会合連続となる。


 シリコンバレー銀行(SVB)など米銀行の破綻が相次ぎ、スイスの金融大手クレディ・スイスの経営不安が高まる中でも、記録的なインフレの抑制に取り組む姿勢を打ち出した。


 SVBの破綻後に主要中銀が政策決定を下すのは初めて。米連邦準備制度理事会(FRB)が開く連邦公開市場委員会(FOMC)を21~22日に控えており、ECBが先行してどのように対応するかが注目されていた。


 ECBは最新のインフレ率の見通しも示した。2023年は5・3%、24年は2・9%、25年は2・1%と予測し、ラガルド総裁は「ひどく高い状態が長く続くと予想される」と明記した。


 ECBは2月の理事会で0・5%の大幅利上げを決め、3月会合でも継続するとの考えを示していた。急速な金融引き締めは景気を冷え込ませる恐れがあるが、物価高への対応を優先させた。

(c)KYODONEWS

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