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2023.03.15 14:07

気球対応で緊急発進急増、2月 防衛省「状況確認を徹底」

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 緊急発進するF15戦闘機=2015年4月、航空自衛隊那覇基地

 領空侵犯の恐れがある外国機に対する航空自衛隊の戦闘機による緊急発進(スクランブル)で、所属する国や地域が明確でない機体などに対処した回数が2月に急増していたことが15日、防衛省への取材で分かった。


 2月には米国が中国気球を撃墜。防衛省は過去に九州や東北の上空を中国の偵察気球と推定される物体が飛行したと公表しており、一連の情勢を踏まえ「これまで以上に入念に緊急発進させ、状況確認を徹底した結果、増加した」と説明している。


 同省は今後の対応に関し「気球を含め情報収集、警戒監視に努める」とする一方、戦闘機パイロットの負担などを考慮し「不必要なケースにまで過度の対応は避けなければならず、スクランブルの要否を的確に判断できるよう運用改善を図る」ともしている。


 防衛省統合幕僚監部によると、2月のスクランブル回数は計66回。対象を国・地域別でみると中国が34回、ロシアが1回で、北朝鮮と台湾はなかった。この4カ国に含まれない「その他」が31回に上った。

(c)KYODONEWS

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