性犯罪規定を大幅見直し　刑法改正案、処罰要件具体化

2023.03.14 16:27

性犯罪規定を大幅見直し　刑法改正案、処罰要件具体化

高知新聞社

　記者会見する斎藤法相＝１４日午前、法務省

　政府は１４日、性犯罪規定を見直す刑法などの改正案を閣議決定した。強制性交罪などの処罰要件を具体化するほか「性交同意年齢」を１３歳から１６歳に引き上げ、公訴時効を延長するなどし、規定を大幅に見直す。斎藤健法相は閣議後記者会見で「性犯罪は被害者の尊厳を著しく傷つけ、決して許されない。対処は喫緊の課題だ」と意義を強調し、今国会での成立を目指す考えを示した。

　改正案は、強制・準強制性交罪、強制・準強制わいせつ罪をそれぞれ統合し「不同意性交罪」「不同意わいせつ罪」に名称を変更する。性被害は申告しづらいことを踏まえ、公訴時効を延長。性的部位や下着などの「性的姿態撮影罪」を新設する。

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