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2023.03.14 09:17

性犯罪の処罰要件改正へ 「不同意性交罪」閣議決定

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 閣議に臨む岸田首相(中央)=14日午前、首相官邸

 政府は14日、性犯罪規定を見直す刑法などの改正案を閣議決定した。強制性交罪などの「暴行・脅迫」といった処罰要件を、同意しない意思の表明などが難しい状態にしたことと改正。罪名も変更し、強制性交罪は「不同意性交罪」とする。性的行為について自分で意思決定ができるとみなす「性交同意年齢」を13歳から16歳に引き上げ、性的部位や下着を撮影する罪を新設。今国会での成立を目指す。


 新たな要件は「同意しない意思の形成、表明、全う」のいずれかが難しい状態。処罰範囲を明確にするため、要因となる行為・状態8項目を具体的に例示する。現行の要件は曖昧で、判断にばらつきがあるとも指摘されていた。見直しにより、従来は犯罪とされなかった行為が罰せられる可能性もある。


 強制・準強制性交罪、強制・準強制わいせつ罪をそれぞれ統合し「不同意性交罪」「不同意わいせつ罪」に変更。成立後、公布から20日後に施行される。


 8項目は暴行・脅迫やアルコール・薬物の摂取、経済・社会的関係による影響力などで、同意しない意思を示せないケース。

(c)KYODONEWS

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