2024年 05月10日(金)

現在
6時間後

こんにちはゲスト様

高知新聞PLUSの活用法

2023.03.13 06:00

大学のサイバー被害89件 過去5年、文科省が警戒

SHARE

 日本に向けられたサイバー攻撃のイメージ(国立研究開発法人情報通信研究機構提供)

 日本の大学が外部からのサイバー攻撃により、情報システムがコンピューターウイルスに感染したり、身に覚えのないメールを外部に送信したりする被害が2018年から22年の5年間で延べ89件あったことが13日、トレンドマイクロの調査で分かった。先端技術の不正入手に利用される恐れがあり、文部科学省は「攻撃が巧妙になっている」と警戒している。


 18年は22件、19年は16件だった。20年は11件と落ち着いたが、21年は20件、22年も20件となった。


 22年12月に被害に遭った熊本県立大では、名誉教授のメールアカウントが乗っ取られ、本人のアドレスから46通のメールが勝手に送信された。名誉教授のアカウントには22年8月以降、海外から千件を超える不正アクセスがあったという。


 イスラエルのセキュリティー企業KELAによると03年以降、日本の大学関係者のものとみられるメールアドレスが累計100万件以上、流出。一部は「ダークウェブ」で販売されたことがあり、大学へのサイバー攻撃に悪用される可能性があると指摘する。

(c)KYODONEWS

国内・国際 N社会

注目の記事

アクセスランキング

  • 24時間

  • 1週間

  • 1ヶ月