2023.03.11 17:04
阪神大震災の地から祈り 東北に思いはせ火ともす
キャンドルを並べて作った文字の前で、震災発生時刻に合わせ黙とうする人たち=11日午後2時46分、神戸市中央区の東遊園地
阪神大震災(1995年)の犠牲者鎮魂のガス灯「1・17希望の灯り」がある神戸市中央区の公園「東遊園地」では、約100人が集まった。「3・11 むすぶ」の文字にキャンドルを並べ、午後2時46分に黙とう。「神戸も震災を経験した。少しでも心を寄せたい」と思いをはせた。
ガス灯は岩手県陸前高田市にも分灯された。同市出身の60代男性=神戸市=は「友人や同僚をたくさん亡くした。忘れたことはない」と話し、「地元にも同じ灯がともっている。つながっている気がする」とキャンドルの火を見つめた。