2023.03.08 17:50
福岡県、菌検出の老舗旅館を告発 虚偽報告疑い、警察が受理
老舗旅館「二日市温泉 大丸別荘」=2月、福岡県筑紫野市
福岡県は8日、週1回以上必要な浴場の湯の取り換えを年2回しか行わず、基準値の最大3700倍のレジオネラ属菌が検出された福岡県筑紫野市の老舗旅館「二日市温泉 大丸別荘」が虚偽の報告をしていたとして、公衆浴場法違反の疑いで、旅館の運営会社と当時の社長を刑事告発したと発表した。県警は同日付で受理した。
県や県警によると、虚偽報告をしていた場合、公衆浴場法は2千円以下の罰金を科すと規定。罰金等臨時措置法などに基づく上積みで実際には1万~2万円の罰金が科される可能性がある。