2023.03.07 20:51
国内最高齢コウノトリ死ぬ、兵庫 豊岡の公園で飼育、雄の37歳
死んだ国内最高齢のコウノトリ=2022年6月(兵庫県立コウノトリの郷公園提供)
兵庫県立コウノトリの郷公園(同県豊岡市)は7日、園内で飼育し国内最高齢だった37歳の雄の個体が4日未明に老衰で死んだと発表した。人間の100歳以上に相当するという。
同公園によると、1985年に旧ソ連のハバロフスク地方政府から最初に譲渡された6羽のうち、最後に残っていた1羽。同時に日本に来た雌とペアになり、89年に県内の飼育施設として初めて繁殖に成功した。61羽の子を残し、コウノトリの野生復帰プロジェクトの「最大の功労者」とされた。
昨年2月、加齢による衰えで立てなくなり、ギプスや装具を着けてリハビリを続け一度は回復していた。