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2023.03.08 08:41

【出演者の談話を追加!】神木隆之介さん、土佐弁頑張る! 朝ドラ「らんまん」放送前に会見

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記者会見する(左から)広末涼子さん、神木隆之介さん、森優理斗さん、松坂慶子さん(東京都渋谷区)

記者会見する(左から)広末涼子さん、神木隆之介さん、森優理斗さん、松坂慶子さん(東京都渋谷区)


 牧野富太郎博士をモデルにしたNHK連続テレビ小説「らんまん」の試写会が7日、東京・渋谷のNHK放送センターで開かれた。4月の放送開始を控え、主演の神木隆之介さんは会見で「皆さんの日常の一部になるような、なじみのある作品になれば」とPRした。

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 らんまんは幕末の高知から始まり、明治維新から大正、昭和へと激動する時代の中で、愛する草花と向き合い続けた植物学者の波瀾(はらん)万丈の人生を描く。主人公の槙野万太郎を神木さん、万太郎を支える妻を浜辺美波さんが演じる。

 ドラマは4月3日開始で、全26週(130回)放送。この日は全国紙やスポーツ紙、テレビ雑誌やウェブメディアの記者らに向けて、第1週5話分の試写が行われた。幼少期の主人公と、病に伏せる母との交流などが語られ、会場からはすすり泣きの声も聞こえた。

 毎週のサブタイトルには、物語のキーとなる花の名が付けられ、第1週はバイカオウレン、次週はキンセイランと続く。神木さんが本格的に登場するのは第3週からになるという。

 試写会後には、神木さんと母役の広末涼子さん、祖母役の松坂慶子さん、幼少期を演じる森優理斗さんが記者会見した。


 神木さんは役作りについて「牧野博士は『くしゃっ』となるぐらいの笑顔が印象的で、豪快なイメージ。自分では『助けて』とは言っていないけど、周りの人が『助けたい』となったのは愛されていたからだと思う。モデルの人物をどれぐらい意識しようかと思ったが、牧野イズムを感じながら演じる中で万太郎というキャラクターができてきた」。

 その上で、「高知は過去の作品(映画「桐島、部活やめるってよ」)でもお世話になったご縁のある場所で、今回の撮影でも大歓迎してもらった。今後、他のロケ地も行くので楽しみにしている。皆さんに喜んでもらえるようにしたい」と話し、「土佐弁も頑張りたい」と笑顔を見せた。 

 広末さんは「1週目を見て私も号泣した」と明かし「高知の人は『愛県心』が強いので、『らんまん』を応援してくれると思う。朝からエネルギーを与えられる作品になるとうれしい」。

 森さんは「土佐弁は難しかったけど、方言指導の先生が『踏んじゅう』というのを『まんじゅう』って置き換えてくれたので、覚えられた」。

 松坂さんは「『高知家』という言葉があるように温かくて懐の深い土地柄だなと思った。また、春にもロケで訪れるので楽しみにしている」と語った。

 また、番組の制作統括、松川博敬さんも取材に応じ、「牧野は常識にとらわれず、わが道を行った孤高の天才植物学者だ。知らない人に説明する時には『学者版の坂本龍馬だ』と言っていた」「牧野は本当に悩みも葛藤もなく、ただ好きな植物の研究に突き進んだように、天才を主人公にするのは難しい。『らんまん』では感情のうねりを表現したかったので、高知編の中では万太郎が実家の酒蔵を継ぐか、東京に出て行くかで深く思い悩むところも描いた」と解説した。

 撮影で苦労した点を問われると、「植物は生ものなので、撮影できる期間が決まっている。そこで博物館用のレプリカを作る業者とタッグを組み、登場する植物は全て精巧なレプリカを作った。普通の朝ドラはスタジオの撮影が85%だが、『らんまん』はロケが多い。山や川で足場の悪いところが多かった」と話した。(浜崎達朗)

高知のニュース 牧野富太郎

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