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2023.03.07 09:06

入管法改正案、国会論戦へ 送還停止2回まで、審議紛糾も

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 閣議に臨む(左から)林外相、岸田首相、高市経済安保相=7日午前、首相官邸

 政府は7日、外国人の収容・送還に関するルールを見直す入管難民法改正案を閣議決定した。2021年に野党の反対で廃案となった旧案を大筋で維持し、難民申請中の場合に本国への送還が停止される回数を原則2回に制限するなどの内容。今国会での成立を目指すが、外国人支援団体などが反発しており、野党の対応によっては国会審議が紛糾する可能性がある。


 不法滞在などで強制退去を命じられても、本国送還を拒む人の長期収容を解消する狙い。現在は難民認定申請中には強制送還が停止されるが、入管当局は、送還逃れの意図で申請を繰り返すケースが多いとみており、申請による送還停止を制限する。3回目の申請以降は「難民認定すべき相当の理由」を示さなければ送還する。支援者らは「本国での迫害などにより、命の危機にさらされる」と強く批判している。


 一方、難民に準じる人を「補完的保護対象者」として在留を認める制度を設ける。


 不法滞在者らの入管施設収容に代わり「監理措置」を新設。支援者の下で、一時的に社会内での生活を認める。

(c)KYODONEWS

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