2024年 04月27日(土)

現在
6時間後

こんにちはゲスト様

高知新聞PLUSの活用法

2023.03.07 08:33

高知の食用アユ養殖、消滅の危機 香南市の業者が廃業の瀬戸際...コロナで需要減、飼料高騰 CFで存続探る

SHARE

稚魚の購入を見送り、空になったままのアユ養殖池(香南市のカネタ養鮎)

稚魚の購入を見送り、空になったままのアユ養殖池(香南市のカネタ養鮎)

 高知県内で唯一食用のアユ養殖業を営む香南市吉川地域の業者が、長引く新型コロナウイルスの影響で廃業の危機にさらされている。昨年来の飼料や電気代の高騰も追い打ちとなっており、「食べる機会が少なくなっている川魚のおいしさを届けたい」と願う業者は、存続の道を探るために知恵を絞っている。

 県内水面漁業センターによると、食用アユの養殖は、放流用やおとりとして飼育されるアユとは別で、県内では1970年代から盛んになり、93年には15業者が年間計約230トンを生産。県内外の料亭や宿泊施設などに送られていたが、バブル経済の崩壊による需要減や細菌性の病気の流行で、2000年代初頭から下火になった。

この記事の続きをご覧になるには登録もしくはログインが必要です。

高知のニュース 香南市 水産・漁業

注目の記事

アクセスランキング

  • 24時間

  • 1週間

  • 1ヶ月