2023.03.01 00:00
サバのブランド認定見送り、八戸 漁獲減、脂の乗りも不足
本州最北のサバの漁場とされる青森県八戸市のブランドサバ「八戸前沖さば」について、地元のブランド推進協議会は28日、22年度のブランド認定を見送ると明らかにした。水揚げ量が減少し、取れたサバの脂の量も十分ではないため。07年度の制度開始以降、見送りは初めて。
八戸前沖さばは、協議会が認定した期間に三陸沖で取れ、八戸港に水揚げされたサバをブランド認定する仕組み。認定期間は、水揚げ状況や脂の乗りなどを基に、協議会が決める。21年度は12月10~25日だった。
22年度の認定は見送るが、21年度までに水揚げされブランド認定されたサバは、引き続き食品加工会社などで流通する見込み。