2023.02.28 17:23
不正閲覧、四国電力社長が謝罪 認識不足が原因
記者会見する四国電力の長井啓介社長=28日午後、高松市
四国電力の長井啓介社長は28日、社員が四国電力送配電を通じて競合関係にある新電力の顧客情報を不正閲覧していた問題で「営業目的はなかったものの、送配電部門の中立性という電力システムの基盤に対する認識不足に原因があった」と説明した。その上で「大変重く受け止めており、改めて深くおわび申し上げる」と述べた。
四国電は業務マニュアルを総点検するほか、新たにプロジェクトチームを設置するなど再発防止に取り組む。同社は2月10日、昨年4月1日~今年1月15日の間に四国電の社員272人が新電力の顧客情報計1万1413件を不正閲覧していたと公表した。