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2023.02.27 08:40

朝ドラ「らんまん」へ佐川にぎやかに 牧野富太郎博士出身の町 フォトスポット設置、観光バスも導入―ドラマティックMAKINO!

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牧野富太郎博士の帽子と眼鏡をイメージしたフォトスポット(佐川町甲の牧野公園)

牧野富太郎博士の帽子と眼鏡をイメージしたフォトスポット(佐川町甲の牧野公園)

 佐川町出身の植物学者、牧野富太郎博士をモデルにしたNHK連続テレビ小説「らんまん」の放送開始に向け、同町が観光客の受け入れ準備を進めている。町中心部を旗やのぼりで装飾し、記念撮影ができるフォトスポットなども整備。博士の帽子や眼鏡をあしらった観光バスを走らせ、機運を盛り上げる。

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 同町は観光PRへ牧野富太郎博士顕彰事業を進めており、2月に入り、同事業のコンセプトである「ハナサクサカワ」の文字が入った旗やのぼりを、町中心部に並べた。町役場とJR佐川駅前にある郵便ポストは、バイカオウレンのオブジェで装飾した。

牧野博士をテーマにデコレーションした観光バス(佐川町甲)

牧野博士をテーマにデコレーションした観光バス(佐川町甲)

 牧野博士ゆかりの草花を楽しめる牧野公園内の高台には、牧野博士の帽子と眼鏡をカラフルに装飾したフォトスポット(高さ約1・8メートル)を設置。園内には、藤棚に太陽光を透過する花のプレートを据え付けたり、入り口付近のベンチに博士の忘れ物のような帽子と胴乱を置いたりと演出している。

バイカオウレンのオブジェなどで装飾した郵便ポスト(佐川町役場)

バイカオウレンのオブジェなどで装飾した郵便ポスト(佐川町役場)

 また、車体前面に牧野博士の帽子と眼鏡、ちょうネクタイをデコレーションした26人乗りの観光バスを導入。黒岩観光(同町黒原)に運行を委託し、同町の桜座と越知町の宮の前公園を結ぶ無料シャトルバスの1台として走らせ、広告塔の役割を担う。

 町はこのほか、草花をデザインしたエコバッグやクリアファイルなどのグッズも製作。片岡雄司町長は「町をにぎやかにリニューアルした。ぜひ楽しんでほしい」とPRしている。(楠瀬健太)

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