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2023.02.25 22:03

4回連続で共同声明見送り G20財務相会議、形骸化長引く

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 G20財務相・中央銀行総裁会議に参加した各国の代表団=24日、インド・ベンガルール(ロイター=共同)

 【ベンガルール共同】インド南部ベンガルールで開かれたG20財務相・中央銀行総裁会議は25日、閉幕した。ロシアのウクライナ侵攻を巡る意見対立から共同声明の採択を見送り、議長国インドが代わりに議長総括を発表した。見送りは4回連続で、先進国と新興国が協調する枠組みとしてのG20は形骸化が長引いてきた。


 昨年11月のG20サミットは各国の意見を併記した首脳宣言を採択し、今回のたたき台となった。首脳宣言と同様にウクライナ侵攻を「戦争」と表現するよう日米欧が主張したのに対し、ロシアや中国、議長国インドが別の表現を模索し、共同声明採択へ折り合いが付かなかった。


 議長総括は「ほとんどのメンバーがウクライナでの戦争を強く非難した」と明記。G20サミットの首脳宣言から引用され、ロシアと中国を除く全てのメンバーにより合意されたと記した。この戦争が世界経済に悪影響を与えているとした。


 鈴木俊一財務相は25日、記者会見し、会議で「世界経済混乱の元凶は、すべてロシアのウクライナ侵攻だ」と述べたことを明らかにした。

(c)KYODONEWS

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