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2023.02.25 21:11

命のビザ難民、支援拠点跡地訪問 神戸、82年ぶり来日

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 神戸ユダヤ共同体の跡地を訪れ、当時の姿を残す石垣に触れるマルセル・ウェイランドさん=25日午後、神戸市

 第2次世界大戦中に外交官の杉原千畝が発行した「命のビザ」で日本に逃れ、難民として一時神戸に滞在したオーストラリア在住のマルセル・ウェイランドさん(95)が25日、82年ぶりに支援拠点だった神戸市内の神戸ユダヤ共同体(神戸ジューコム)跡地を訪れた。当時14歳だった。


 神戸電子専門学校の敷地内にある跡地には、高さ約2メートル、長さ約25メートルの石垣が当時の姿で残る。ウェイランドさんは、石垣の記憶はないものの、感慨深げな表情を浮かべて手で触れた。「エモーショナル。心からありがとう、という気持ちだ」と感想を語った。

(c)KYODONEWS

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