2023.02.24 20:25
パナ、中国で燃料電池販売 東京五輪選手村をモデルに
中国江蘇省無錫市にあるパナソニックの電池工場で、活用が始まった据え置き型の水素燃料電池=24日(共同)
【無錫共同】パナソニックホールディングスは24日、中国の企業など向けに、据え置き型の水素燃料電池の販売を4月から開始すると発表した。純粋な水素を発電に活用する。日本で販売している家庭用燃料電池「エネファーム」のように都市ガスから水素を取り出す燃料電池と比べCO2削減効果が高い。
東京五輪・パラリンピックの選手村だった「晴海フラッグ」で同タイプの燃料電池の導入を進めており、中国企業での導入や、中国の都市開発で売り込む際にモデルとする方針だ。
発電で出た熱を冷房と暖房の両方に活用する仕組みを採用。江蘇省無錫市のパナソニックの電池工場で24日、同タイプの燃料電池設備の活用を始めた。