2023.02.24 17:30
広島で「ウクライナに平和を」 被爆者団体が集会
広島の被爆者団体などが開いた、ウクライナに侵攻したロシア軍の撤退を求める集会=24日午後、広島市内
広島の被爆者団体などは24日、広島市内でウクライナに侵攻したロシア軍の撤退を求める集会を開いた。被爆者らは街頭で「侵略は許されない。直ちに撤退し、ウクライナに平和を」と訴えた。
集会は広島県原爆被害者団体協議会(県被団協)などが呼びかけ、約100人が参加。「ウクライナからロシアは撤退」と書いたプラカードを掲げ、団体の代表者6人がスピーチした。
県被団協の佐久間邦彦理事長(78)は、ロシアのプーチン大統領が新戦略兵器削減条約(新START)の履行停止を表明したことに「被爆者として許すことができない。戦争への深い悲しみは(原爆が投下された)78年前と変わらない」と話した。