2023.02.24 17:16
気象庁、新スパコン稼働へ 線状降水帯の予測精度向上
気象庁の庁舎=東京・虎ノ門
気象庁は24日、局地的な豪雨をもたらす線状降水帯の予測精度向上のため、新たなスーパーコンピューターを導入し、3月1日から稼働させると発表した。計算能力は現在運用中のスパコンの約2倍という。昨年6月から始めた線状降水帯の予報は4回に1回程度の的中率で、精度向上が課題となっていた。
気象庁によると、気象予測には数値予報モデルと呼ばれるプログラムが使われ、線状降水帯の予測では、気象庁のスパコンと理化学研究所の「富岳」が計算に関わる。
今回導入する高性能のスパコンでは、計算範囲が5キロ四方から2キロ四方に細かくなり、降水予測を高精度化する。