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2023.02.24 11:59

福岡の老舗旅館、湯の交換年2回 レジオネラ菌検出、虚偽報告疑い

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 福岡県庁=2020年

 福岡県筑紫野市の老舗旅館「二日市温泉 大丸別荘」が、週1回以上必要な浴場の湯の取り換えを年2回しか行わず、調査で基準値の最大3700倍のレジオネラ属菌が検出されていたことが24日、県への取材で分かった。旅館は湯の交換頻度を虚偽申告していた疑いがあり、県は公衆浴場法に基づく罰則の適用も視野に調べている。


 ホームページによると、旅館は1865年創業。昭和天皇も宿泊したことがある。


 県によると、大丸別荘を含む複数施設に立ち寄った他県からの来訪者が、体調不良を訴えて医療機関を受診し、レジオネラ属菌が原因と判明した。筑紫保健福祉環境事務所は昨年8月、体調不良との関連は不明だったものの訪問先の一つとして大丸別荘を検査。大浴場で、県条例の細則で定める基準値の約2倍に相当する菌が検出された。


 この際、旅館側は湯の交換頻度や塩素注入は適正だと説明した。さらにこの後、10月の自主検査でも菌は基準値以下だったと県に届け出た。


 しかし、11月の県の再検査で基準値の最大3700倍の菌を検出した。

(c)KYODONEWS

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