2023.02.22 19:48
韓国、出生率最低0・78に 7年連続で前年割れ
韓国の合計特殊出生率の推移
【ソウル共同】韓国統計庁は22日、女性1人が生涯に産む子どもの推定人数を示す合計特殊出生率が2022年は0・78となり、過去最低を更新したと明らかにした。前年比0・03ポイント減で、前年割れは7年連続。22年に生まれた子どもの数は前年比4・4%減の24万9千人。
コロナ禍に伴う婚姻の減少が影響したほか、住宅価格の高騰や、学歴社会を背景とした子どもの教育費負担なども、若い世代が結婚・出産をためらう背景として指摘されている。
出生率は経済協力開発機構(OECD)加盟国の平均値1・59(20年)の半分以下に。日本も21年は6年連続減少の1・30と深刻とされるが、韓国はさらに低い。