2023.02.22 10:25
メキシコ元閣僚に有罪評決 米地裁陪審、麻薬密輸関与
メキシコの元治安相、ヘナロ・ガルシア被告=2009年、メキシコ市(AP=共同)
【ロサンゼルス共同】米ニューヨーク・ブルックリン連邦地裁の陪審は21日、犯罪組織の運営や麻薬密輸に関与した罪などに問われたメキシコの元治安相、ヘナロ・ガルシア被告(54)に有罪の評決を下した。米検察当局が発表した。同被告は麻薬組織から巨額の賄賂を受け取り、見返りに組織の活動を手助けしていた疑いが持たれていた。
量刑は後日言い渡され、最高で終身刑となる可能性がある。被告はカルデロン政権下の2006~12年に治安相を務めており、米メディアによると、米国の裁判で刑事責任を問われたメキシコ政府高官としては最高位。