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2023.02.22 08:38

【動画】大人気絵本「パンどろぼう」を生むアトリエとは? 柴田ケイコさんの”創作の根っこ”を探る…「ページをめくるワクワク感、大切に」

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「マイペースに、納得できる作品をつくっていけたら」と語る柴田ケイコさん(高知市の県立文学館=佐藤邦昭撮影)

「マイペースに、納得できる作品をつくっていけたら」と語る柴田ケイコさん(高知市の県立文学館=佐藤邦昭撮影)


 高知市の絵本作家、柴田ケイコさん(49)の作品が人気を集めている。イラストレーターとしてのキャリアは20年以上だが、絵本作家デビューは2016年、43歳と遅咲きだった。以来6年余りで20作以上を発表し、代表作の一つ「パンどろぼう」シリーズは累計発行部数が170万部に達している。同市の県立文学館では、自身初の展覧会が開催中。“柴田ケイコワールド”の魅力と、創作の根っこを探った。

県立文学館の展覧会で初公開されたコメツブアート。一粒一粒に丁寧に描かれた顔は虫眼鏡で観賞。どのキャラクターも味わい深い

県立文学館の展覧会で初公開されたコメツブアート。一粒一粒に丁寧に描かれた顔は虫眼鏡で観賞。どのキャラクターも味わい深い

 「柴田ケイコ展~ちゃかぽこカーニバル~」と題した展覧会には、活動初期からのイラストや絵本原画など200点近くがずらり。おじさんのひげや鼻毛に見立てたひもを引っ張り出して遊ぶ立体作品や、米粒に描かれた顔を虫眼鏡でのぞくコーナーなどユニークな新作も並び、お祭りのようで心が弾む。

 本人は初期の作品を前に「恥ずかしい…」と顔を覆いつつ、「いろんな絵本作家さんの展示をここで子どもと見る側だった。自分ができるなんて」と感激を口にした。

 ■ 

 幼い頃は、絵本より「ワクワクドキドキする」外遊びに夢中だった思い出が大きい。友達と公園の遊具を豪快に乗り回し、「親が見たら『コラー!』って怒るような遊び」が好きな子だったという。

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