2023.02.21 11:52
旬の魚、新幹線客室で大量輸送 JR九州と鹿児島県が実験
九州新幹線で輸送され、JR博多駅に到着した鮮魚=21日午前
JR九州と鹿児島県は21日、九州新幹線の鹿児島中央―博多間で客室を使い、カツオなど旬の鮮魚を大量に輸送する実証実験を行った。JR九州は新型コロナウイルス禍で落ち込んだ新幹線の乗客数が回復しておらず、新たな収益源の確保へ課題を探る。
午前9時20分ごろに鹿児島中央駅を出発した臨時列車の1両に、カツオ540匹やブリを入れた発泡スチロール約200箱を積載。博多駅には午前10時45分ごろに到着し、JR九州社員らが専用台車に順次積み替えて搬出した。
新幹線はトラックに比べ1時間半程度早く運べ、午後の早い時間帯に福岡市内の店頭に並べられるという。