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2023.02.19 23:08

トルコ被災地の大半で捜索終了 地震2週間、残り2県は続行

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 トルコ南部カフラマンマラシュで続く捜索活動=18日(ゲッティ=共同)

 【ガジアンテプ共同】トルコ・シリア大地震は20日で発生から2週間。トルコでは「奇跡の救出」が相次いだが、災害緊急事態対策庁のセゼル長官は19日、被災した11県のうち、9県で捜索活動が終了したと発表した。被災者支援が本格化し、3月には住宅建設に着工する。一方、内戦下にあるシリア側の被害の全体像ははっきりせず、困難な状況が続いている。


 セゼル氏によると、捜索活動が続くのは南部のハタイ、カフラマンマラシュの2県のみで、残り計約40の建物という。


 トルコ、シリア各当局と国連によると、両国の死者は計4万6千人以上。トルコだけで4万人を超えた。シリアでの死者は北西部の反体制派地域で4400人以上、アサド政権地域で1400人以上となる。行方不明者数は不明で、犠牲者はなお増える恐れがある。


 トルコでは約160万人が一時避難所に滞在。緊急に撤去すべき建物が10万5千以上に上り、解体作業も進んでいる。コジャ保健相は公衆衛生上の深刻な危険は確認されていないとしながらも感染症への警戒を呼びかけている。

(c)KYODONEWS

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