2023.02.18 18:42
国連、シリア北西部に援助加速 トルコで296時間後3人救出
シリア北西部イドリブ県で、大地震により倒壊した建物=16日(地元住民提供・共同)
【ガジアンテプ(トルコ南部)共同】トルコ・シリア大地震は18日、発生から13日目となった。国連機関は、内戦下で支援の遅れたシリア北西部の反体制派地域への援助物資搬入を加速させている。しかし被害が大きい上、地震後にアサド政権と反体制派の交戦が起きたとの情報もある。不安定な情勢の中、支援の拡充が課題となっている。
アナトリア通信によると、トルコ南部で18日、地震発生から約296時間後に、がれきの中から子ども1人を含む計3人が救出された。
トルコ、シリア当局と国連によると、両国の死者は計4万5千人以上。トルコだけで3万9千人を超えた。行方不明者数は不明で、犠牲者の増加は必至。