2023.02.18 17:17
ロシア軍大規模攻撃「兆候なし」 英国防相、侵攻1年合わせ
17日、ウクライナ東部ドネツク州バフムトの前線で武器を持つウクライナの狙撃兵ら(ロイター=共同)
【キーウ共同】英国のウォレス国防相は17日、ロシア軍が、ウクライナへの侵攻開始から1年となる今月24日に合わせて大規模攻撃を行うとの懸念が高まっていることについて「いまのところその兆候はない」と述べ、否定的な見方を示した。英紙フィナンシャル・タイムズの取材に答えた。
ウォレス氏は、侵攻開始以降、約18万人のロシア兵が死傷したと推定。最近、東部ドネツク州のウグレダルでは3日間で3千人が戦死するなど甚大な人的被害を出しながら、ロシア側には戦術を改善する様子がみられないと指摘した。
16日には、各地にミサイル32発の攻撃があり、ウクライナ側は16発を迎撃した。